読書会とは
わかりやすく書かれているCBTの本は巷にいくつもあります。
しかしそれらは基盤となる知識・技術・態度なしに実際に患者さんに適応するには程遠かったり、むしろ患者さんの害になる可能性を否めません。実際に本の通りに実施してみて「認知行動療法って役立たないな」「机上の空論じゃないか」と考えて、認知行動療法を手放した人も少なからずいらっしゃるでしょう。
「認知行動療法(CBT)の基礎的な勉強がしたい」
「どの本を読んだらいいのかわからない」
「CBTの用語が難しくて理解が難しい」
「本を読んでもうまく臨床に生かせない」
という質問・相談をよくいただきます。
しかし、独学で1人ではどうしてもモチベーションも絶え絶えになり、認知行動療法の勉強の継続・実践まで至らないことがあります。そのためこの会では読書会をオンラインで実施することで、書籍からCBTの知識を得ていき、さらにグループディスカッションから技術・態度についても習得を行います。
オンラインという方式を用いることで子育てや育児などで普段研修に参加できない方にもCBTの知識を付けていくことが可能になります。遠方で都心部の研修に参加できない方も継続学習が可能です。
またグループ形式ですので、他の参加者の声を聞くことでCBTのやる気がみなぎり、CBTを実施する可能性(実行可能性)を高めることができます。
読書会の目的
CBTを始めたばかりの参加者が1年後には以下の二つができるように成長することを目指しています。
- 人間の行動や考え方のメカニズムを理解すること(アセスメント)
- それを認知や行動を変えやすくするための工夫のアイデアを出すこと(プラン)
参加対象者
看護職である看護師・保健師・助産師をはじめ看護学生・看護大学院生を対象にしています。
所属は病院・クリニック、訪問看護ステーションなど場所による縛りはありません。
精神科看護師という縛りもありませんので、どの診療科の看護師さんも歓迎しています。
※公認心理師・臨床心理士といった心理職、医師・作業療法士・理学療法士といった医療職など多職種が参加できます。看護師の視点を知りたい、看護師と仲良くなりたいという目的での参加者さんもいらっしゃいます。
読書会の進め方
- 発表者による文献のサマライズ(30分)
- ①の内容に沿ったグループディスカション(20分)
- まとめ(10分)
参加者に求めること
- 人間の行動や考え方のメカニズムを理解すること(アセスメント)
- それを変えやすくするための工夫のアイデアを出すこと(プラン)
われわれは大人数での読書会を通して、参加者が1年後には①②ができるように成長することを目指しています。
参加者皆さんで創造していく読書会です。主体的に参加して頂けるを歓迎いたします。
参加者の皆さんの中から毎回1人発表者が選ばれます。自分の得た知識をアウトプットすることで知識量が数倍になるといわれているので、参加者さんに発表をお願いしています。発表する発表者は1人1回ずつは回ってきます。
※もちろん子育て・仕事の多忙さなどで発表の準備が難しい方もいらっしゃると思います。またグループディスカッションなど参加が難しい方もいらっしゃると思うので、その方向けに聴講制度(ZOOMに参加するが、画像・音声なし)も設けております。
CBTについて右も左も分からないというビギナーを対象としていますので、どなたも安心してご参加ください。
参加者の役割
「ただ本を読む」だけのの会ではありません。多くの人が集まって時間をかけて読みこなすということ自体はなんら価値を見出しません(それだけでも楽しいんでしょうが)。
読んだ内容をアウトプットすること、実際の患者さん・利用者さんに当てはめて考察するということなどを通して、学習能力を高めます。そのために、以下の役割をお願いします。
- ホームワークとして当該ページまで必ずあらかじめ読むこと
- アウトプットのために学んだことや感想をTwitterで発信すること
- 初学者を責めない・貶めない・卑下しないこと
その他
毎週の読書会の最後には認知行動療法の実践歴の長い看護師がコメンテーターとして、その日の発表にフィードバックを行ないます。発表者のサポートも事前にしますのでぜひ挑戦してみてください。
勉強会の様子は動画に保存し、メンバー限定で後日閲覧することが可能です。仕事が急遽残業となった、発表をもう一度聴きながら本の復習をしたいといった方にも、学習していただくことができます。
開催日時・場所・費用 現在は終了しています
日時:第1・3水曜日21:00〜22:00(残業・子育てなどリアルタイム参加ができない方は録画視聴が可能です)
場所:無料オンライン会議ツールZOOMを使用
費用:500円/月
事前に行うこと
●SNSアカウントの登録
- Paypal:申込・月会費支払い用
- Twitter:読書会後の意見・感想など情報の発信に使用
- ZOOM(無料オンライン会議ツール):読書会当日の配信に使用
- YouTube:後日録画視聴する時に使用